・退職時の挨拶は会社によってさまざま
これまで働いていた会社を退職するにあたり、退職時の挨拶は必ず行うもののひとつです。
この挨拶については、メールなどが普及してきたことにより、大きく形を変えてきています。
所属していた部署については、実際に目を見て挨拶をするのが基本ですが、そのほかの部署については一斉メールを送信し、挨拶に変えるということも少なくありません。
実際に会社で働いていて、退職の挨拶メールが送信されてきた経験のある人も多いのではないでしょうか。
・実際に目を見て挨拶する際のマナー
所属部署の最終日に、仕事仲間の前で挨拶をするときは、業務中に行うことも多いと思われます。
そのため、あまり長くならないように、これまでお世話になった感謝の気持ちを込めて、手短に挨拶することが望ましいです。
まずは挨拶を聞くために集まっていただいたお礼の気持ちを伝え、それから仕事をしていた中でのちょっとしたエピソードを織り交ぜながら、思い出に残ることを話します。
その後、企業と所属部署の人たちへ今後の発展を願う挨拶をして締める、というのが一般的です。
直接挨拶する際には、菓子折りや1人1人へちょっとしたギフトなどを用意する会社もあります。
これについては慣習がある会社がほとんどなので、今までもらった経験のある人はそれを参考にし、ない人も事前に調べておいて、その慣習に習ったものを用意してください。
お菓子などは賞味期限がありますので、渡すタイミングを逃すと、机に置いておくことになりますが、出張などど重なったら食べてもらえない可能性があります。
このため、就業の数10分前に配り始め、できるだけ多くの人にきちんと渡るようにしましょう。
・メールで退職の挨拶をするときは
メールで退職の挨拶を一斉送信するときは、Toに自分の名前を入れて、Bccに挨拶したいメールアドレスを入れて送信します。
各部署のグループを作ってある場合はそれを活用してもよいですが、その場合もBccに入れるのが望ましいです。
所属部署の人に直接挨拶する場合も同様ですが、転職が理由で退職する場合は、退職理由に触れる必要はありません。
結婚退職や出産、留学などの場合は、軽く触れてもよいでしょう。
また、ちょっとしたエピソードを加えて、職場が楽しかったことを伝えるのもよいですね。
メールで挨拶をする場合も、会社や退職に関するマイナスな言葉を使わないように作成し、会社や社員の発展を願う挨拶で締めくくります。
こちらも退勤する少し前に送信してください。
あまり接点のなかった人にはメールでの挨拶でもかまいませんが、お世話になった人にはメールを送った上で、軽く挨拶に伺えると、相手が受ける印象もよいようです。