増えつつあるグループディスカッション面接
ここ最近の面接方法で増えてきているのがグループディスカッションです。
これはここ近年では就職活動がマニュアル化してきており、人事担当者との対面面接だけでは就職希望者の個性を見極めるのが難しくなっていることが関係しています。
また近年では採用においてコミュニケーション能力が重視される傾向にあるため、その人の持つ技術力だけでなく周囲とどう折り合いをつけて一つの業務を遂行していくかという力も大きく試されてきます。
グループディスカッションはほぼ初対面の人同士がその場で一つのテーマについての議論を交わすことになるため、全く準備をしないで望むというのはかなり危険です。
学生課などが主催する就職セミナーではグループディスカッションの練習をすることができる場合もあるので、積極的に練習の機会を持っておくようにするのが望ましいと言えます。
グループディスカッションで評価されるポイントとは
グループディスカッションではふつう5~10人くらいまでの集団を作り、それを複数の面接官が様子を見ながらチェックをしていくことになります。
時間的には30~1時間くらいとなっていて、場合によっては1次と2次とに分かれることもあります。
グループディスカッションで見られる能力というのは「コミュニケーション能力」「リーダーシップ」「協調性」の三点です。
よく勘違いをされているのがグループディスカッションではテーマ内でディベートをしてそこで議論に勝つかどうかを見られるということです。
確かに自分の意見を周囲の人に納得をさせるという能力は貴重ですが、周囲の人を打ち負かして自分の意見をゴリ押しする力はリーダシップとして評価されることはあっても、協調性に欠けるとしてマイナス評価になってしまうということもあります。
大事なのは自分の意見だけでなく周囲の意見にも耳を傾けてそれをまとめていくようにするということです。
必ずしもリーダーとして場をまとめなくても、書記やタイムキーパーといった特定の役割を引き受けることで得点を高めることが期待できます。