異業種や未経験業界編

・業界についてしっかり知っておく

社会人経験をある程度重ねた上で、異業種や未経験の業界に転職することは、大きな挑戦です。
今は転職や就職において、いろいろな可能性がある時代となりましたので、異業種への転職に成功している人はたくさんいます。

しかし、経験者採用や転職において、即戦力を求める企業としては、異業種から入社する人には教育などのコストやリスクが発生するため、とても慎重になるものです。
そのような中で転職を成功させるには、即戦力として活躍できるくらい、その業界について深く知っておくことは必須だといえます。

また、異業種に転職しようと思ったきっかけについて聞かれることも多いでしょう。
漠然と興味があった、という場合でも、なぜ興味が湧いたのか、自分はこの業界にどう貢献することができるのか、ということを深く考え、理論立てて採用側に説明することが重要です。

・自分が企業にどういった形で貢献できるかをアピール

異業種とはいえ、これまでの社会人経験において新しい仕事で活かせることは必ずあると思います。
そういった点をよく考えて、面接時にアピールできれば、採用側によい印象を与えることができます。

また、即戦力として活躍できるというアピールを踏まえ、これまでの経験を交えながら、いろいろな危機や山を乗り越えてきた、ということを説明できるとよいですね。
人と接する仕事であれば、コミュニケーション能力の高さをアピールできるエピソードを用意しておくとよいでしょう。

・アピールが自慢にならないように注意

面接においては、自分が採用側にどれだけ貢献できるか、会社に役立てるか、ということをアピールする必要がありますが、これが自慢話のようになってしまい、採用担当者からのイメージを下げてしまうことがあるようです。

自分のよいところを話すということは難しく、ハキハキと話すことは大事なのですが、押し付けがましくなってもいけません。
アピールにおいては、感情的にならず理論立てて話を進めていくことがポイントです。
抑揚は必要ですが、あまり過度にならないように意識し、表情もあまりくだけないように気をつけながら話すことで、謙虚な姿勢を表現できます。

逆にもっと悪いのは、謙虚過ぎて自分の長所を伝えられないことです。
その人の個性によるところも大きいですが、面接で自分をアピールできないという人は多く、「あまりいいところがないので」というような発言をしてしまう人もいます。

プライベートではそれでもよいかもしれませんが、採用側はあなたのプライベートはまったくわからないので、面接で話した内容を、そのままのあなただと受け取ってしまうのです。
自分を褒めることが苦手だという人も、練習を重ねてある程度の自己アピールができるようにしておきましょう。