・若い人は採用されやすいが、離職を懸念されることも
20代前半での転職は、やはり40代などの転職と比べると採用されやすい傾向にあります。
しかし、第2次新卒のようなあまりに若い人の転職は、仕事に対する考えが甘いというイメージを持たれてしまうこともあり、いろいろ答えにくい質問をされることもあるようです。
また、20代前半の場合、社会人としての経験が浅いということから、仕事に対してどのような考えを持っているのか、ということを聞かれます。
自分なりに仕事についてしっかりと考え、どんな質問をされても、きちんと自分の言葉で答えられるように準備しておきましょう。
・新卒で就職したときの仕事について聞かれたら
最初の就職先を退職してしまった理由はいろいろあると思いますが、面接時はその理由について尋ねられることは多いと思います。
実際、新卒で入社した社員が数ヶ月で退職してしまう、というケースは増えていて、若い人の仕事の考え方に疑問を持つ人も少なくないのです。
この場合、退職した会社を否定する表現はせずに、新卒時に希望通りの会社に入社できたことを強調しつつ、さらに自分のやりたい仕事を求めて退社した、とアピールするという方法があります。
次に、新卒時は希望の会社に入社することができず、働きながら自分のやりたい仕事を募集している会社を探していた、ということを正直に回答する、というのもひとつの方法です。
この場合でも、前職で学んだこともあり、自分の糧となっているということを付け加えることは忘れずに。
基本的に、転職における面接でこれまでの仕事についてネガティブな発言をすることはNGです。
もちろん、何らかの不満があって退職したという人も多いと思いますが、働く上でまったく不満がないという人はまずいないので、あまりネガティブな発言をしていると、組織の中で働くことに向いていないような印象を与えてしまいます。
・意外な質問にもしっかり回答できる準備をしておく
社会人経験の少ない人には、仕事とは関係のない質問をされることも多いです。
例えば、最近読んだ本とその感想や、一番感動したこと、逆に一番辛かったことなどを尋ねられることがありますが、いきなり質問されると驚いてしまい、自信をもって回答できない可能性があります。
特に読書については質問される可能性が高いので、日頃から話題の本をチェックして、いろいろな本を読んでおくとよいでしょう。
本といっても小説などではなく、仕事に関係する本がベストです。
仕事に対して高いモチベーションを持っているという印象を与えることができますし、仕事に関係する本は、読む側も納得できたり、感銘を受ける部分が多いので、感想を伝えやすいと思います。