面接でまず最初に聞かれる質問
採用のために必ず行うこととなるのが面接ですが、このとき聞かれる質問というのはだいたい決まっています。
最近ではかなり個性的な質問をする企業も増えてきているようですが、必ず聞かれる事項というものは存在しているのでまずは基本からマスターしていくようにしましょう。
必ず最初に聞かれる質問の種類としては「自己紹介」「前職(複数回転職をしている場合は過去)の職務経歴」「今回の志望動機」「前職までの転職動機」といったものがあります。
これらはごく基本的な自分自身のデータとなることなので、聞かれてから考えるのではなく事前にしっかりと内容を頭に入れてから面接本番に望むようにしていきましょう。
面接においては自分自身を詳しく知ってもらうために自己PRをしていきますが、上記についてはことさら長く話をする必要のないことなので、冗長にならないよう手短に内容を伝えていくということも重要になります。
短く的確に内容を伝えるためのコツ
手短に自分という人間を紹介するのが面接の序盤のポイントですが、ただ短ければよいというわけではありません。
私達はみな初めて出会う人に対して、だいたい6秒以内でその人の印象を決めてしまうと言われます。
面接においては6秒で決まってしまうということはありませんが、そのくらい第一印象というのは大切ということは忘れずにおきたいところです。
逆に言えば序盤の自己紹介のところで良い印象を持ってもらうことができれば、そのあとの自己PRの効果も積み増しになっていくので最初の態度や内容は非常に重要です。
中でも最初の自己紹介はその人の基本的なコミュニケーション能力を測られると言ってもよいでしょう。
自己紹介はだいたい30秒~1分くらいで終わるようにし、明るくハキハキとした態度で行うようにしてください。
具体的な内容としては「自分の氏名」「前職の会社名と所属課」「行ってきた主な業務内容」「今回の志望動機」「仕事に対しての心構え」といった流れになります。
お手本となる例としては以下のような感じです。
「○○●●と申します。前職は☓☓株式会社に勤務しており製品管理課に所属しておりました。私が主に担当していたのは工場内の品質管理の仕事であり、出荷する製品の歩留まり率を高めるため現場と協力をしながら日々研究をしてきました。御社は前職とは異業界ではありますが、前職において身につけた品質管理の技術は必ずお役に立てる部分があるものと思い今回応募をさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします」
同じ質問はあとから詳しく聞かれます
自己紹介で答える内容はあとから詳しく聞かれることになります。
ですので自己紹介の時点で長々と話をするという必要はなく、その概要をざっと伝えるだけで十分です。
逆に自己紹介に何十分もかけて話をしてしまうと、なかなか質問に移れない採用担当者の方がイライラしてきてしまいます。
自己PRをしたいと思う気持ちはまずはおさえて、落ち着いた雰囲気を見せるようにしていきましょう。