中小企業やベンチャー企業編

・ベンチャー企業ほど企業理念をしっかり持っている

中小企業やベンチャー企業など、あまり知名度の高くない会社に応募するときほど、その会社についてしっかり下調べをしておく必要があります。
ベンチャー企業は会社が設立してまだ歴史が浅いところが多いので、これから会社を大きくするために、やる気がみなぎっている企業が多いです。

そのため、入社する人についても、会社が求めている人材であるかを、スキルはもちろん人間的な面までしっかりチェックしています。
自分の会社をどのくらい理解してくれているか、理解した上で応募しているのか、といった細かいところまで見られますので、その会社で働きたい、という強い意志を持っていることは大切です。

こうした点をアピールをするには、企業のホームページをしっかり読んで、社長の人柄や企業理念などを読み込んだ上で、自分がその企業にどういった形で貢献できるか、ということを熱意をもって伝えるよう練習しておきましょう。
社長のブログや著作がある場合は、それらに目を通しておくというのもよいと思います。
特にブログを開設している企業は多いと思われるので、ぜひチェックしておきたいですね。

また、面接では急に仕事についての考え方について説明を受け、それに対する意見を求められることもあります。
面接時は緊張していると思いますが、採用担当者の話をしっかり聞き、適切な自分の意見を述べることができることが望ましいです。

・あいまいな回答や否定的な表現は避ける

中小企業やベンチャー企業は、人材が少ない上に仕事がたくさんあるので、残業や休日出勤が多い傾向にあります。
この点についてすでに理解した上で応募しているのであれば問題ありませんが、面接時に残業などについて質問されることも少なくありません。

このとき、採用されたいのであれば「できます」と回答するのが望ましいですが、実際にできないのであれば、正直に伝えておくことは重要です。
企業側は残業してもらえると思って採用したのに、いざとなったらできないとなると、話が違ってしまいます。

とはいえ、ただ「残業や休日出勤はできません」というだけだと、やはり不採用となる可能性は高いので、家族の介護や育児のサポートなど、できない理由を説明した上で、「前もって必要であることがわかれば、調整して協力したい」という前向きな姿勢を見せつておくことが大切です。

中小企業やベンチャー企業は、欲しい人材がはっきりしている場合が多く、その人材に近い人を求めています。
採用されたいからといってあいまいな回答をすると、あとから企業に迷惑をかけてしまうことになりかねません。
質問されたことには正直に答えながら、悪い印象を与えないようフォローをする形で面接を進めていきましょう。